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夢でいいから

数日来

逝ってしまった肉親の夢をよくみる

先日は母と、伯父伯母、従兄

そして昨夜には父

朝起きて

「夢で、親や親戚が現れてなあ

 呼びに来たのかな」

「そんなこと言わないで」

ちっとも気味の悪い話ではなく

その中では

ごく自然に日常の会話をしている

話のいちいちは覚えていないが

昨日の続きのように

さりげなくやりとりがなされているのだ

まさしく

私の心には

こういった人々が生きている

現実に生きていても

その存在すら知らない他人はごまんといる

いや世界中なら何十億だ

でも濃密に時を共有してきた人たちは

たとえこの世にいなくても

夢の中では

あるいは思い出の中なら

確かに生きているのだ

ああ

夢でいいから

も一度あなたたちに会いたい