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お腹の大きな侵入者!?

先日のこと ―。

外を歩いていると、「にゃあぁ。にゃあぁん」…との声。

「おや、猫さん…?にゃあーん」

まったく似てない鳴き真似をしてみると…。

「にゃっ!?にゃあん!にゃーん!!」

何故か返事をしてくれた。

そして、駐車場の車の陰から姿を現わした、綺麗な毛並みの猫さん1匹。

「おや。初めて見る猫さんだねぇ。にゃん!」

「にゃん!!」

「…?」

何かを訴えているような様子。

「あー…。本当はダメなんだけどね、丁度今、買ってきた缶詰…食べ…る?」

「にゃっ!」

何故か言葉が通じている様子。

むしゃむしゃ。

がつがつ。

ぺろぺろ。

「にゃっ!」

少しお裾分けした缶詰を平らげ、お礼(?)を言うも、立ち去らない猫さん。

「ふふっ…。べっぴんさんやねぇ。まぁ…女の子かは知らんけど。じゃあね。車に気をつけるんだよ」

家まで50メートルの距離。

すたすた。

「にゃっ!にゃっ!」

すたすた。

「にゃっ!にゃっ!」

すたすた…

「にゃっ!にゃっ!」

「…」

気づけば、玄関前。

「あー…。あの…ダメだよ。我が家には、猫さんたちが居るけんね。お嬢さん(?)は、自分の住まいにお帰りなさいな」

「にゃーんっ!!!」

何を言いたいのか、正直よく解らないが、隣近所の目もあるので…。

…玄関の中へ。

「…お帰りなさいな」

「にゃっ!!」

「…ウチには、怖ーい猫さん(嘘)がいるんだぞー!」

「にゃっ!!」

「…ウチは貧乏じゃけん(嘘)。お嬢さんを養うようなよゆ…」

「にゃんっ!!」

今までで一番、はっきりした「にゃんっ!!」を言い、不法侵入を試みる猫さん。

それから、約30分の押し問答の末、気づけば空き部屋で缶詰の続きを食べていらっしゃいました。

リビングに設置してある、3階建ての自作大型ゲージを、我が家の猫さんたちは根城としているので、不法侵入&籠城猫さんとは接することもなく、安全は確保できてはいるけど…。

籠城猫さんをじーっと眺めて考えていると、ふと、違和感が。

「お乳とお腹が…大きい?!」

お腹を触らせてもらうと、既に胎児らしき命が僅かに動く。

「…」

「にゃっ!」

「まさか…子供を産む場所を探してた…とか?」

「にゃっ!!」

安易に連れてきてはいけないけれど、これからママになろうとしている猫さんを無下に放り出すことができない。

酷い花粉症で、頭痛を起こしている頭を、何とか動かした結果…。

空き部屋をあげました。

その代わり、外に行きたい素振りをしたら、行かせる。

それまでのショートステイということで…。

帰宅した奥さんに報告。

反対されると思いきや…。

「わぁ!!可愛い子ー!!名前は…ルナにするーっ!」

どうやら、ルナという名になったらしい。

…と言うより、我が家の家族がまたまたまたまた増えたらしい。

まぁ…僕も嬉しいことではあるけれど。

ちなみに…

奥さまとお付き合いする前に聞いた、将来の夢。

「何か、夢とかあるんですか?(仕事とか)」

「猫の山に埋もれたい!」

…我が家は着実に、奥さまの夢に近づいている。